カタリストへの道 2/3

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奄美大島体験2日目

2日目の朝食を林家で済ませ、予定していたサーフィンをする為、手広海岸へ向かった。

途中レンタルサーフボードを借りにショップへ、ベルを鳴らすと赤いシャツを来た関西弁の若者が出てきた。

今日はあまり海のコンディションが良くないから、一度見てから決めた方が良いと言われた。林さんと手広海岸へ行き、暫く海を眺める。

東風の影響と潮回りでイマイチのコンディションだった。

空はどんより、雨も降り出しそうだった。

サーフィンと言っても、ビッグウェーブを求めてた訳ではない。真青な空の下で、透き通っと海の上でボードに乗って、ぼーっとするくらいのつもりでいた。

グチャグチャの海では落ち着かないので諦めた。

イマイチのコンディション@手広海岸

急遽予定を変更して、「美味しいスイーツが食べたい」と林さんに相談した所、奄美大島の素材を使ったスイーツ屋「そのか」へ向かった。

閑静な住宅街にあるお店には、コンフィチュール、ケーキ、マカン、パウンドケーキなど美味しそうなスイーツばかり。

オーナーは、東京のホテルでシェフをしていただけあって、こだわりが伝わってくるモノばかりだった。私は、コンフィチュールを一通り試食し、たんかんとマンゴー味を購入した。一口食べただけで疲れを癒やしてくるほど、ほんのりした甘さが気に入った。

たんかん味とマンゴー味のコンフィチュール

次の黒糖焼酎の蔵見学まで時間があったので、太平洋と東シナ海両方が見える丘へ行った。

俯瞰から見た島全体は雲に覆わていて、日差しが入ってない為余り見晴らしは良くなかった。本当は、キレイなんだろうなぁ〜と想像力でカバーして記念撮影。

2つの海が見える丘

その後、近くのカフェでランチ。

ここでも、林さんの事業計画や夢、私の至らないマーケティング知識やクリエイティブの事など沢山お話した。

2日目にして、奄美大島の内容をかなりインプットした。ここで何ができるか?何とか言語化できるように、脳みそを常にフル回転させて、林さんにお伝えした!つもりだ。(笑)

車中もほぼ沈黙が無いくらい、奄美大島の歴史、神話、スピリチュアルな話しで盛り上がった。奄美大島のスピリチュアルな話しは興味深かった。

ノストラジックな海

午後は、奄美大島酒造の蔵見学から。見学開始まで時間があるので、施設内で黒糖焼酎を一通り試飲。好みだが、芋焼酎、泡盛より好きだ。今日まで、何故知らなかったんだろうか??こんなに美味しいお酒を。

見学の時間が来ると、係が案内してくれた。私と林さん以外におばさん3人で蔵内を見学した。

2次仕込み

貯蔵

黒糖焼酎のファンになる

黒糖焼酎の製造工程大きく5工程

①黒糖溶解②米むし③2次仕込み③蒸留④ビン詰め⑤出荷

案内のおじさんの説明は、丁寧で分かりやすかった。

質問にちゃんと答えてくれて理解が深まった。

この蔵の強みは、100%奄美産の黒糖を使用することで旨味が凝縮され、甘い香りが広がる。水も「じょうごの川」の地下120メートルから汲み上げた天然の地下水を使用することで、薫り高い極上の黒糖焼酎ができるそうだ。

更におじさんの話しで、興味深かったことが2つある。

1つは、「芋焼酎は300億円〜500億円規模の市場に対して、黒糖焼酎は蔵元一つで5億円くらいだという事」これを聞いて驚いた。それだけしか流通してないなら、今日まで知る由も無いと思った。

2つ目は、製造工程の最後に余計な不純物を取り除く事で、二日酔いになり難い。要は、次の日に頭痛など起こりにくいという事だ。(飲む量による)確かに、昨日もまあまあ飲んだが、変な気持ち悪さは無い。

この話しは、地元の林さんも知らなかったようで感激していた。

お土産に、一番搾りの「浜千鳥の詩 極」と「奄美の浦島太郎伝説」の2本を購入した。「極」は、冷凍庫いに入れても凍らない。トロトロの状態になり、そのままグラスに注ぎ飲むで飲むのがオススメ。

確かに、度数が高いのにほんのりした甘さがある。それも、安い!2600円くらい。これは、ハマります!

右がオススメの極

続いて、大島紬見学。

1300年の歴史を誇る伝統工芸品を語るには、多くの情報が必要になる。大島紬の工程は実際には30~40の工程があり、多くの人々の技と力と知恵が結集され、微細な絣に染められた糸が寄り添って織り成される色と柄。

だからたった一本の狂いがあっても完成できないのが大島紬。兎に角、繊細で洗練された作業工程だ。日本人のきめ細やかさ、丁寧、忍耐、全て凝縮されている。

職人のおばさんも、46年の熟練職人さんだ。

後継者問題はあるもの、長く受け継がれいって欲しいものだ。


この道46年の職人さん

とても繊細な作業

2日目も濃厚な体験をした。

夜は、林家でBBQ。

私が炭を起こしている間、肉や野菜など準備してもらった。

ビールを飲みなが、炭が出来上がるの待つ。

この時間が好きで、お酒が美味しさを増す贅沢な時間だ。林さんが、蔵元で買った先程の「極」を開けてくれた。本当に言われた通り、アルコール度数が高いのに甘い。奥様のマダガスカル産のバニラビーンズで作った手作りプリンも美味しく頂いた

。何だか楽しすぎて、会話も弾む。

若かりし頃の仕事の話しや夢、短期間で20キロの体重を落とした林さんのダイエット方法、ラーメン談義と遅くまで話した。すっかり遅くなったので、宿まで送ってもらい、余韻に浸りたい為ビールを飲んでしまった。

ラーメン談義で盛り上がる

マダガスカル産のバニラビーンズ・手作りプリン 美味い!