カタリストへの道 3/3

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奄美大島体験3日目

同じく林家で朝食を済ませてかた、荷造りをした。

航空会社ピーチは、機内持ち込み重量7キロ以下に収めないといけない為、荷造りには気を使った。

今回の宿・アマミエ 地元のアーティスト作品

10時前に林さんが迎えにきてくれた。

そこから、ビッグツーというお店でお土産を購入、黒糖ケーキ、豚味噌、もずくを買った。途中の道の駅でも、黒にんにく、パパイヤ漬物を購入した。どれも好きなものばかりだ。

少し早いお昼、創業40年の老舗大勝というお店に行った。

奄美大島の大自然から溢れ流れる良質な水をで育ったうなぎは、上質な脂と秘伝のタレがご飯によく絡み、美味しかった。

肝焼きも美味い!林さんは、ボリューミーなカツ丼を注文した(笑)

プリップリッの川うなぎ

そして、奄美空港へ到着した。少し早いが、荷物の整理もある。

林さんとの今後のアクションは、またオンラインで打ち合わせしましょう!と握手して別れを告げた。

3日間を通して感じた事は、この地の生命力だ。

大地の恵みから採れた作物や果物、海産物、自然との調和、どこか安心感のある人たちで過ごした日々は、やはり都会の生活とは違うものだ。

約30年前自転車でもモロッコを旅して帰国後、コンビニのアルバイトへ行った。加工品に囲まれて働く環境が、プラスチックの中にいる様な感覚だったの憶えている。

次は南部を中心に体験し、天候に恵まれて、キレイな海と真青な空の下で過ごしてみたい。

奄美空港

奄美大島を知る

「神の舞い降りる島」奄美は山と海が近くで繋がり、海の物、山の物を取り入れた伝統料理で構成されてる。

奄美では、昔から各家庭の庭先に豚小屋があり、一頭の母豚と子豚が飼われており、家庭から出る残飯と畑から出る野菜屑、米ぬかを餌にして飼育、その糞尿をまた畑の堆肥として野菜を育てるという江戸時代に匹敵する循環型のリサイクル文化であった。※奄美大島料理かめより引用

黒糖焼酎の蔵元も言う「黒糖焼酎は島民の為に作っている」と。

離島という地形から、昔から自立した生活を余儀なくされていた為、外の力を借りずに生活を続けてきた文化があるんだろうと思った。

黒糖焼酎ももっと流通して良いと思う。あの美味しさを知って欲しい。もちろん、富裕層向けに積極的に外へ展開している蔵元もある。島民の林さんも言う、黒糖焼酎がもっと認知を上げる為には、蔵元の足並みが揃う事だと。

この長い歴史の中で根付いた島民意識の変革は、一筋縄では行かないだろう。

恐らく、林さんのバニラビーンズ事業が、海外展開へと成功の道をたどれば、一つに事例として、奄美大島全体に新たなバリューを生み出し、新たな変革意識も芽生えるかもしれないと思った。そのトリガーになれる様に支援していきたい。

最後に カタリストへの道

NPO法人ZESDAから2冊の書籍が出ている。

「プロデューサーシップすすめ」と「グローカルビジネスのすすめ」だ。

私が今回の奄美大島訪問に影響された2の事例がある。

1.地元産品を売り込め!茨城の成功事例から学ぶ

日本貿易振興機構(JETORO)の西川氏は、茨城の農産物を海外へ売り込む事に成功した内容が印象的だった。

まずは、茨城を知るために、全ての市町村を周り、地元の住民以上に詳しくなったというから凄い!

2.レタス村のグローカルビジネス

農林水産省の西尾氏は、長野県川上村で副村長として赴任して、多くの課題解決を実現、地方創生事業に貢献している。

※この2つの事例の詳細は是非一読して欲しい。

この2人の行動は、今回の奄美大島訪問に大きな影響を与えてくれたと言っても良い。

まずは、現地に言って、島民の生活、自然、特産品など体験してみる事だと。

現地に行ってインプットからアウトプットする事で、様々な課題が見え、その解決方法を探す思考が働く。

今度は、それを実装する為に、ZESDAのチエ・コネを活用し、自分の強みであるクリエイティブな視点と発想で、まずは林家をサポート、それが奄美大島全体の活性化につながれば良いと考えている。

カタリストへの道は始まったばかりだ。