活動報告:ニーズヒアリング(ミャンマー編<第2回>)


ZESDAでは、ニーズバンクと並行して在日外国人の方々へのヒアリングを行っています。

ニーズヒアリングは、ヒアリング対象国と日本の文化的・社会的なギャップや、同国での生活における気づきを丁寧にヒアリングし、本質的なニーズを掘り起すことを目的としています。

海外の市場でまだ気づかれていないニーズを探し出すことは、当該国・地域に新しい市場を作り出すための最初のステップとなります。

今回は日本経済大学の教授陣を交えて、ミャンマーの方々へのヒアリングを実施しました。
ミャンマーの方へのヒアリングは昨年3月に引き続き、2回目となります。


 

経済成長著しいASEAN諸国の中でも、親日家の多いミャンマーは、人口5,000万人超の市場を抱える潜在成長力のとても大きな国です。
近年ようやく日本企業の進出も加速してきましたが、規制緩和などから市場も整いつつあるミャンマーは、これからが本領発揮という印象があります。

今回は、そんなミャンマーに再び照準を当て、ミャンマーと日本の文化的・社会的違いの背景から生まれるギャップや同国での生活、生活中のニーズなどについてお話を伺いました。

コミュニティーの中心をなす喫茶店文化についてや、ミャンマーの学校生活、同国の課題、日本製品やサービスについての感想や要望など多岐にわたって活発な会話が繰り広げられました。

質問や会話の双方向のコミュニケーションを通じて、ミャンマーの方々が当たり前と思って意識していなかった独自の生活のスタイルや文化のあり方を改めて意識し、お話いただくことができました。また同時に、我々も気づいていなかった日本の特徴に気づくことができました。

このように異国に触れること、違う感覚を持った者同士がお互いに刺激することで気づく事柄は多くあります。
当たり前と思う所にこそ本質が存在し、そこに光をあて掘り下げていくことは、新たなチャンスを発見するための大きな足掛かりになると考えております。

多様な取り組みを通じて、チャンスを発見し、新しい市場を拓くべく、これからも日々活動して参りますので、応援宜しくお願い致します。