参加レポート:ASEAN Community-Japanクリスマスパーティ

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12月7日(土)にASEAN Community-Japanのクリスマスイベントが開催されました。

facebook page : https://www.facebook.com/ASEANJP

Website : http://jp.aseancommunity.org/

 

簡単ですが、参加レポートをお送りします。
ASEAN Community-Japanは、今年2013年の日本-ASEAN協力40周年を記念し、母体のASEAN Communityの管轄のもと結成された団体で、日本在住者向けにASEAN出身者との交流の機会を与え、将来の日本とASEANの協力体制を強化することを目的としています。
その一貫として開催された今回のイベントは、カンボジア、フィリピン、ベトナム、ラオス、マレーシア、インド及び日本等の国々から留学生や社会人等60名程度が参加しました。
イベントでは懇談に加えて、貿易ゲームが行われました。先進国、新興国、途上国等のチームに分かれ、資源や技術を交換しながら、貿易が世界にどのような影響を与えているかを疑似体験するゲームです。

ルール → 貿易ゲームのルール

ゲームによって、参加者同士の交流も活発になるとともに、発展段階における問題を体感し再認識できるとても面白いものでした。




 

個人的に印象に残ったのは、日本や日本製品へのイメージがASEAN諸国でやはりとても良いことでした。日本の技術を学びたいという学生が多くいました。しかし日本企業は現地の生活を考慮しない製品を売っているので、それらよりもLGやSAMSUNGの製品を購入する人がとても多いということでした。
品質自体は日本製品の方が優れているという考え方が一般的のようですが、各国のニーズを上手く捉え、デザインが良く、宣伝や政治家への売り込みが上手い韓国製品が目立って売れているいうことでした。
例えば、カンボジアやフィリピン等では鍵付の冷蔵庫が一般的ですが、それらを販売しているのは、やはり韓国メーカーだそうです。冷蔵庫を購入できる裕福な家庭では、通常メイドがおり、食料を盗まれないように鍵をかけているとのことでした。日本にいてはわからない感覚ですね。また、第9回プロデュースカフェマレーシアの際に田畑先生が仰っていた「熱帯気候の人にとっては、紅葉はとても珍しい」ということは、フィリピンはじめ、皆さんが仰っており、情報の裏打ちがされました。

ASEANの留学生の皆さんは、学習にも意欲的に取り組まれている方も多く、その中には、将来の自国の在り方について明確なビジョンを抱いて、積極的に活動されている方もいらっしゃいました。一例として、日本からのODAをこれからも活用することは無論ですが、自国の人材力を更に高め、自らの力で研究開発できるところまで国力を高めていきたい、そのためにプロデューサーとして祖国に尽くしたい、という大きな志を胸に抱かれている留学生の方にも出会えました。

引き続きZESDAと世界各国の交流を深めてゆきましょう。

Webサイト: NPO法人ZESDA – プロデューサーシップで新しい市場を拓く