【プロデュース人材育成講座(無料)】自治体DXをプロデュース〜民間と自治体・市民の幸せな三角関係〜

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多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
第9回「プロデュース人材育成講座」は、自治体のDX推進に取り組んでいる株式会社富士通総研 行政経営グループコンサルタントの冨岡 周泰さんと静岡県裾野市副市長の及川 涼介さんをお招きします。

「プロデュース人材育成講座」について

本講座は、研究・イノベーション学会「プロデュース分科会」とNPO法人ZESDAが共同開催し、多様なプロデュース事例や理論を学習しながら、「気づき」「視点を変え」「考察する」ことによって産学連携を真の成功に導くための推進力を醸成することを目的としています。

2021年以降のシリーズでは、現場における実践知をより立体的に深めていくため、プロデュースする側とされる側の「関係性」に関する研究に踏み込んだ内容となっています。多くの事例に触れることで様々な角度からの知見を得られるよう設計された講座ですので、続けて参加されることをお勧めします。

今回の講座について

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大したことで、私たちの生活様式も一変しました。テレワークの定着や身の回りのさまざまなサービスのオンライン化も加速し、もはや以前のスタイルには戻れない「新しい日常」に直面している方も多いのではないでしょうか。

社会全体にまたがる、この大きな変化の原動力として、デジタル技術を活用したDXへの期待が高まっています。その一方、私たちが慣れ親しんできた生活環境や価値観を急激に変化させることは容易なことではありません。多くの一般市民と向き合いながら進める地方行政のデジタル化は、そうした課題に真正面からアプローチする取り組みの一つです。その取り組みはプロデューサーシップ研究への重要な示唆にあふれ、私たちの実務にも活かせる実践的な知を与えてくれるかもしれません。

カスタマー目線のDXで市民生活をもっと豊かに

「自治体DXをプロデュース〜どうすればうまくいくのか〜」と題した今回のプロデュース人材育成講座Vol.9では、自治体DX推進の最前線で活躍されている2名の方にご登場いただきます。

冨岡周泰氏は(株)富士通総研 行政経営グループコンサルタントとして、自治体経営・デジタル化など地方自治体向けのコンサルテーションに主に従事されています。また、元総務官僚でもある及川涼介氏はマイナンバー制度運用などを担当されたのち、自治体向けクラウドサービスを手掛ける民間スタートアップ企業に転職。カスタマー目線でのプロダクト開発経験を活かし、2022年4月からは静岡県裾野市副市長(全国最年少)として、市民の立場に寄り添った行政サービスのデジタル化を強力に推進しています。

民間と自治体・市民の幸せな三角関係

最新デジタル技術(モノ)と潤沢な予算(カネ)が揃えばDXはうまくいくのでしょうか。

地域住民や組織内部に深く根付いた文化風土や不文律、法制度の整備など、多くの要因が働くからこそ、自治体DX推進は複雑でダイナミックなプロセスになると言われています。だからこそ、人(ヒト)づくりやそのつながり(コネ)、これまで蓄積したスキル・知見(チエ)を活かした取り組みが重要です。

地方自治体の組織体制づくりや戦略的人事施策を切り口に、外部コンサルタントの視点で自治体DX実現を推進する冨岡氏と、デジタル技術やDXの力で市民生活の課題解決を目指す及川氏のお話から、そのヒントが見えてくるかもしれません。

冨岡氏と及川氏のダブルキャストによる今回の講座では、次のようなことをお話しいただく予定です。

  • 地方自治体のDX推進はなぜ難しいのか
  • これまでの取組事例から見た、成功(失敗)する自治体DXの共通点とは
  • デジタル社会のビジョン実現を生み出す実効性の高い組織づくり

登壇者プロフィール

【ゲスト】

冨岡 周泰(とみおか ひろやす)

株式会社富士通総研 行政経営グループコンサルタント

1994年、埼玉県生まれ。大学卒業後、ベンダ及びコンサルティングファームを経て、現在は株式会社富士通総研に所属。主に地方自治体向けの支援(自治体経営・デジタル化)及び府省の調査研究に従事。

【ゲスト】

及川 涼介(おいかわ りょうすけ)

静岡県裾野市副市長

1994年、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後の2017年に総務省に入省し、マイナンバー制度に関する法令整備などを担当。2020年に自治体向け電子申請システムなどを手掛ける株式会社グラファーに転職。2022年4月から静岡県裾野市副市長。

【モデレーター】

大野 秀敏(おおの ひでとし)

横浜国立大学 先端科学高等研究員 特任助教

東京下町育ち。慶應義塾大学大学院SFC 政策メディア研究科修了。外資系メーカーにてプロダクトマネジャー、システム開発部門長などを歴任後、現在は横浜国立大学で横浜地区のR&D関連企業を中心とした産学官コミュニティ企画運営などに取り組む。研究イノベーション学会プロデュース研究分科会員。

講座詳細

タイトル 「自治体DXをプロデュース〜民間と自治体・市民の幸せな三角関係〜 」
開催日時 2022年10月28日(金)19:00~21:00
開催形式 ZOOMを活用したオンライン開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
料 金 無料
主 催 研究・イノベーション学会「プロデュース研究分科会」
共 催 NPO法人ZESDA