多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
本講座は、研究・イノベーション学会「プロデュース分科会」とNPO法人ZESDAが共同開催し、多様なプロデュース事例や理論を学習しながら、「気づき」「視点を変え」「考察する」ことによって産学連携を真の成功に導くための推進力を醸成することを目的としています。
2021年以降のシリーズでは、現場における実践知をより立体的に深めていくため、プロデュースする側とされる側の「関係性」に関する研究に踏み込んだ内容となっています。多くの事例に触れることで様々な角度からの知見を得られるよう設計された講座ですので、続けて参加されることをお勧めします。
今回の講座について
課題が山積みの地方社会において、教育機関から変わっていくために
過疎化・高齢化といった課題を多く抱えた地域が、近年急速に増加してきているのが、我が国の地域社会の現状です。情報技術の導入などにより、ハード的側面から様々な課題解決に取り組まれています。一方、そうしたハード技術を活用し課題の解決に実践する人々のリテラシー・マインドといった、ソフトウエア面の発展も欠かせないということは皆さんもご存じかと思います。
そうした課題先進地域での格差を埋めるべく、教育というソフト面からの子どもたちに視野を広める活動をされているのが、今回の講座でゲストとしてお招きする大山力也さんです。
子どもたちに選択肢を増やしていく学びを
大山さんは、関東首都圏のご出身でありながら、人口最小県でもあり、課題先進地域でもある鳥取県の高校へ赴任し、社会科教諭・総合探究主任・地域コーディネーター・アントレプレナー部顧問と、学校内で個性的な役割を複数担われておりました。
地元の中小企業に関わらず、宇宙産業のようなTech企業との連携を行い、地域活性を教育の面からご尽力をされていらっしゃいます。
地方地域では都心部と比べ情報格差もあり、若者たちが職業選択の際、目の見える範囲でしか選択肢を見つけ出せない現状があります。その中で、大山さんは若き生徒たちが、多様な働き方の選択肢を見つけてもらえるような機会を創りたいとおっしゃっています。
そこで今回の講座では、次のようなことをお話しいただく予定です。
- 課題先進地域とはどういうことか?なぜ鳥取なのか?
- どうやって”前例”のないことの数々を高校で展開できたのか?
- これからの地方の可能性とは?他地域で水平展開していくために。
登壇者プロフィール
大山 力也(おおやま りきや)
横浜市出身、幼少期6年間をブラジルで暮らし、帰国後は小学校〜大学院までを関東で過ごす。早稲田大学教育学部卒、早稲田大学員教職研究科修了。2017年より鳥取県に移住して私立鳥取城北高等学校で5年間勤務、総合探究主任やアントレプレナー部顧問を務め、2019年には日本財団地域コーディネーターとして都内の宇宙ベンチャーを誘致活動をするなど鳥取県内での宇宙産業づくりに携わる。未来の先生フォーラムなど講演実績複数あり。2022年3月に高校を退職、同4月よりデジタルハリウッド新宿CG/VFXコースにて新しいテクノロジーを学びながら次の挑戦に向けて準備中(教育分野)。
本田 秀一(ほんだ しゅういち)
NPO法人ZESDA 事務局次長
大学卒業後、国内メーカーに入社。入社以降、人事総務を担当。採用、評価、労務、契約管理等に携わる。国内工場において人事総務マネージャーとして従事。2020年より、パラレルキャリアとしてNPO法人ZESDAへ加入。事務局スタッフとして、横串連携、候補者面談、カレッジ事業のイベント企画に携わる。プロデュース研究分科会においては、共同主査代理として分科会の広報・運営に携わる。
講座詳細
タイトル | 人口最少県「鳥取」で高校教師が若きイノベーターを育ててみた |
開催日時 | 2022年5月16日(月)19:00~21:00 |
開催形式 | ZOOMを活用したオンライン開催 ※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。 |
料 金 | 無料 |
主 催 | 研究・イノベーション学会「プロデュース研究分科会」 |
共 催 | NPO法人ZESDA |