【グローカル・ビジネス・セミナー(無料)】日本の物流を活性化する事業戦略としての「標準化」とは?

タグ: ,

本イベントの受付は終了しました。
多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
NPO法人ZESDAが明治大学奥山雅之研究室と共にお届けするグローカル・ビジネス・セミナー。第19回は、グリットコンサルティング 代表の野口 雄志(のぐち ゆうし)氏をお招きし、これからの日本の物流の在り方についてお話いただきます。

グローカル・ビジネス・セミナーについて

近年、新たな市場を求めて地方の企業が国外市場へ事業展開する動き(グローカル・ビジネス)が活発になっています。しかし、地方の中小企業が国外市場を正確に捉えて持続可能な事業展開を行うことは、海外人材の不足(語学能力含む)、ITスキル、カントリーリスク等一般的にはまだまだハードルが高いのが現実です。

そこで、グローカル・ビジネスの実態把握を通じて特有のマネジメント理論の確立を目指して研究している明治大学奥山雅之研究室と、地域企業に対して都市人材の海外ネットワークやスキルをプロボノ活動によって提供してグローカル・ビジネスの支援に一定の成果を上げているNPO法人ZESDAが協働し、地域の中小企業におけるグローカルビジネスの成功事例や興味深い挑戦事例に関わったキーパーソンを招聘して事例研究を行って知見を貯め、また研究・ビジネス人材のネットワーク・コミュニティを構築することを通じて、グローカル・ビジネスの発展に貢献するべく、グローカル・ビジネス・セミナーのシリーズを企画していきます。

今回のセミナーについて

私たちは物流問題をどこまで把握できているのか?

日本の物流システムは、非常に大きな危機に直面しています。コロナ禍の下、グローバル化やネット通販の普及により業務が増える一方で、物流業界では、人手が若年層を中心に不足しており、今後も厳しい状況が続くと見られています。

現在もICTを活用した物流の活性化が、国家単位のプロジェクトとして進められていますが、国民の関心があまり向けられていない分野でもあります。

例えば、内閣府が発表している「スマート物流サービス 研究開発計画」では、地方企業・自治体がDXを推進し「調達・生産から小売・消費者までのサプライチェーン全体が繋がることで、どこに、どれくら いのモノがあるのかをリアルタイムで把握」できるような仕組み作りも進めるとの提言がなされていますが、こうした物流問題・解決への議論をどこまで私たちは把握できているのでしょうか。

物流ビジネスにおいて、日本がグローバルで勝てない理由

今回のセミナーに登壇いただく野口雄志さんは、​​物流業界最大手の日本通運株式会社に入社後、2007年に本社IT部門のトップとなり、7年間でIT部門 の大改革を行い、活躍されたご経験があります。

日本とグローバルとの物流ビジネスの比較において、日本が勝てない理由として、「標準化」があると野口さんは考えておられるそうです。

そこで今回は、野口さんに現代日本の物流業界が抱えている課題と、日本の物流業界を活性化させ、ひいては日本の産業界をいかに活性化させるのかについての話をしていただきます。

「標準化」にまつわる具体的な言及と、今後の物流業界の課題解決の方針まで、さらには、日本の中小企業、日本人の生き様、日本の産業界、といった希望的な予測を立てずらい部分の活力をいかに取り戻すのかという部分にまで幅広く話を展開していただく予定です。

  • グローバル水準で比較したとき、日本の物流業界が抱えている課題は何か?
  • 標準化を進めていく際、日本企業はなぜ遅れてしまうのか?
  • 日本の産業業界の問題点はどこにあるのか?
  • 物流企業だけでなく、地方企業のDX化をいかに進めるのか?
  • 今後の物流業界はどのような方向性を目指すべきなのか?

登壇者プロフィール

野口 雄志(のぐち ゆうし)

グリットコンサルティング 代表
株式会社グリッターフレンズ 代表取締役
株式会社アレルド エグゼクティブ・パートナー

日本通運株式会社に入社後、情報システム部門、国際輸送部門、海外米国)現地法人勤務を経験し、2007年から本社IT部門のトップになるや7年間でIT部門の大改革を行い成功を収める。2012年日経BP社クラウドイノベーションアワード賞を受賞。2014年の定年退職後はコンサルティング会社を起業し、企業の戦略支援や人材育成でお客さまの個別のリクエストに応えながら、人気のセミナー・講演講師としても全国、海外を忙しく飛び回っている。

■著書
『定年後の人生を黄金期にする方法』 2018年
『最強の定年後』 2019年
『働くことは人生だ!~君たちはどうはたらくか?~』 2021年

奥山 雅之(おくやま まさゆき)

明治大学政治経済学部 教授

中小企業施策の企画・立案に長く携わるとともに、各自治体の施策検討委員会委員などを務める。専門は地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策など。博士(経済学)。科学研究費を得てグローカルビジネスを研究中。

セミナー詳細

タイトル 「日本の物流を活性化する事業戦略としての『標準化』とは?」
開催日時 2022年6月3日(金)20:00~21:30
開催形式 ZOOMを活用したオンライン開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
料 金 無料
主 催 NPO法人ZESDA
明治大学奥山雅之研究室
共 催 研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会