【グローカル・ビジネス・セミナー(無料)】和食文化を世界へ~在NY日本人女性起業家によるグローカルビジネス成功の道~

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多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
NPO法人ZESDAが明治大学奥山雅之研究室と共にお届けするグローカル・ビジネス・セミナー。第29回は、株式会社KORIN 代表取締役社長の川野 作織(かわの さおり)さんをお迎えし、「和食文化を世界へ~在NY日本人女性起業家によるグローカルビジネス成功の道~」というテーマでお話しいただきます。

グローカル・ビジネス・セミナーについて

近年、新たな市場を求めて地方の企業が国外市場へ事業展開する動き(グローカル・ビジネス)が活発になっています。しかし、地方の中小企業が国外市場を正確に捉えて持続可能な事業展開を行うことは、海外人材の不足(語学能力含む)、ITスキル、カントリーリスク等一般的にはまだまだハードルが高いのが現実です。

そこで、グローカル・ビジネスの実態把握を通じて特有のマネジメント理論の確立を目指して研究している明治大学奥山雅之研究室と、地域企業に対して都市人材の海外ネットワークやスキルをプロボノ活動によって提供してグローカル・ビジネスの支援に一定の成果を上げているNPO法人ZESDAが協働し、地域の中小企業におけるグローカルビジネスの成功事例や興味深い挑戦事例に関わったキーパーソンを招聘して事例研究を行って知見を貯め、また研究・ビジネス人材のネットワーク・コミュニティを構築することを通じて、グローカル・ビジネスの発展に貢献するべく、グローカル・ビジネス・セミナーのシリーズを企画していきます。

今回のセミナーについて

あなたは、日本の伝統的な食器や焼物が、海外でどのように受け入れられているか知っていますか?

グローバル化が加速する現代において、日本の文化や伝統に対する関心は世界中で高まっています。特に、日本の繊細な技術と美意識が凝縮された食器や焼き物は、海外の食卓にも浸透しつつあります。

しかし、日本の地方の伝統産業が海外市場に進出する際には、様々な課題に直面することも事実です。文化や商習慣の違い、言語の壁、物流の難しさなど、乗り越えなければならないハードルは少なくありません。

特に、現地の人々の生活習慣や美的感覚等に合わせて商品のテイストを調整していく「ローカライズ」は常に大きなポイントになります。ローカライズしなければなかなか見向きされない一方、ローカライズし過ぎれば個性が失われて埋もれてしまうという難しさがあります。では、一体、どうすればよいのでしょうか。先人達はどのようにしてきたのでしょうか。

今回のセミナーでは、ニューヨークで日本の伝統的な食器や焼物を販売業を営み大成功されている川野作織さんを講師にお迎えします。湾岸戦争、9.11、リーマンショック、コロナ禍と幾度となく苦難を乗り越えた女性実業家から、地方の食器や焼物を海外に販売する際の苦労話やその克服の工夫について伺います。

また、川野さんは、日米の若手シェフを、日米の一流の割烹料亭やレストランに交換留学させる「ゴハン(五絆)・ソサエティ」の活動を長年続けておられます。この取り組みは、日米間の食文化の交流において目覚ましい実績を上げ続けており、そのご貢献を称えて、日本政府も外務大臣表彰を授与しています。こちらの取組についてもご紹介いただきます。

川野さんは、和食器の輸出とシェフの国際交流を車の両輪のように営むことで、和食という食文化そのものを海外にフルパッケージで発信するということを見事にプロデュースしてこられたようにも見えます。しかし、経済的に成功されるまでには数多の苦難を乗り越える必要もありました。その波瀾万丈の人生からの学びについてもお話しいただけます。

■セミナー内容

今回のセミナーでは、川野さんに以下のことをお話いただく予定です。

  • 地方の伝統産業を海外に発信する際の課題と解決策
  • 海外市場における日本文化の受容とマーケティング戦略
  • ゴハン・ソサエティ」の活動内容と今後の展望

登壇者プロフィール

川野 作織(かわの さおり)

株式会社KORIN 代表取締役社長、NPO法人五絆財団会長

東京都出身、1978年に渡米。
1982年光琳(KORIN)を設立。
2004年、Woman in Business Entrepreneurial Leadership Award受賞。
2005年、レストラン業界への貢献が讃えられJames Beard財団Angel Award受賞。
2006年、米国レストラン関連業界に貢献することを目的にNPO法人五絆財団(Gohan Society)設立。
2007年、国連にてNation To Nation Network Leadership Award受賞。2017年、五絆財団の活動が米国における日本食文化の普及に寄与したとして、外務大臣表彰受賞。米国に住む日本人を代表する事業家として活躍の場を広げている。

奥山 雅之(おくやま まさゆき)

明治大学政治経済学部 教授

中小企業施策の企画・立案に長く携わるとともに、各自治体の施策検討委員会委員などを務める。専門は地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策など。博士(経済学)。科学研究費を得てグローカルビジネスを研究中。

セミナー詳細

タイトル 和食文化を世界へ~在NY日本人女性起業家によるグローカルビジネス成功の道~
開催日時 2024年12月2日(月)19:00~20:30
(会場は18:50より受付開始、オンラインは18:55より入室いただけます)
開催形式 会場とオンラインのハイブリッド開催
開催場所 ■会場
明治大学駿河台キャンパスリバティタワー11階1116教室(地図はこちら»

■オンライン
ZOOMでの開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます

料 金 無料
主 催 NPO法人ZESDA
明治大学奥山雅之研究室
共 催 研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会