6/4〜6/22に開催したニーズバンクコンテストの審査結果を発表します。
応募してくれた皆様、お待たせしました!
今回は、ZESDA副理事長金澤と事務局2名で下記項目を中心に審査をさせていただきました。
・ニーズが明確であること
・複数のソリューションが考えられるニーズであること
・日本の文化的・技術的な資源が他国に対する競争優位性につながること
この3点について議論した結果、
ZESDAニーズバンク賞(Amazonギフトコード5,000円)は
ミャンマーのお弁当ニーズとなりました。
おめでとうございます!
ミャンマーでは、社会人のお昼はお弁当派が多いとのこと。
可愛いお弁当箱や保冷のお弁当バッグ、シリコン製のお弁当箱の中仕切りなど、
日本の充実したお弁当グッズはミャンマーで売れるかも?!
既にある弁当を会社に持っていく文化が成立していること、
キャラ弁当や仕切りなどのミャンマーにとっての新しい文化の導入が技術的、コスト的にハードルが低いことが高い評価となりました。
残念ながらニーズバンク賞にはなりませんでしたが、下記の投稿も高く評価されました。
フィリピンの人のかたは、体臭とか口臭とかの「におい」にかなり敏感です。
しかもフィリピンは常夏の国ですので、デオドラント製品は必須で、けっこう強い香水をつけている方も少なからず。
しかも、若い女性だけではなく、一日外でお仕事される個人タクシーのおじちゃんなんかも、びっくりするぐらい、汗のにおいとかに気を使ってます。
ニーズの評価が高かったですが、投稿いただいた範囲では、ソリューションが化学系限られそうな点がネックでした。もし、体臭を気にするということがもっと様々な視点で深堀りされていれば、他の解決方法が考えられる可能性も広がり、ニーズバンク賞になったかもしれません。
次の2つは両方ともニーズが明確でしたが、ソリューションの技術的なハードルの高さがネックとなりました。また、その一方で技術の高さが参入障壁になるのではという意見もありました。
「常温で飲めるヤクルトを開発中」の新聞記事を読んで
世界でビジネスを展開するためには成功したものをそのまま持っていくのではなくて相手の生活環境に合わせたものを開発することがこれからは必要なんだと思いました。
冷たいものを冷たい状態で飲むことはそれだけコストがかかります。
しかし暑い地域では清涼感があるものの需要があるのではないかと考えました。
常温でも清涼感を感じて頂くためにミントなどのハーブなどを利用して味覚で清涼感を感じられる常温ジュースがあったらいいのではと考えました。
中国では、特に1980年以降に生まれた(80后)多くの夫婦は、子供が生まれても子育てをないらしい。
生まれたらすぐに、おじいちゃん、おばあちゃん(自分の父母)に子供を預けて、稼ぎに出てしまうとのこと。
遠くにいても子供の状況を把握出来たり、成長具合が確認、共有できるようなシンプルで、操作が簡単なITツールや端末(らくらくホンみたいな)にはニーズがあるのでは。
教育や食といった分野にも、ニーズはありそう・・・
今回のコンテストでは我々が思った以上に投稿が多かったため、審査に時間がかかってしまいました。
この場を借りてお詫び申し上げます。
今後ともニーズバンクをよろしくお願いします。