【グローカル・ビジネス・セミナー(無料)】日本の伝統文化は輸出できる

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多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
NPO法人ZESDAが明治大学奥山雅之研究室と共にお届けするグローカル・ビジネス・セミナー。第23回は、株式会社 Adventure JAPAN代表 田畑 則子(たばた のりこ)さんに「日本の伝統文化は輸出できる」というテーマでお話いただきます。

グローカル・ビジネス・セミナーについて

近年、新たな市場を求めて地方の企業が国外市場へ事業展開する動き(グローカル・ビジネス)が活発になっています。しかし、地方の中小企業が国外市場を正確に捉えて持続可能な事業展開を行うことは、海外人材の不足(語学能力含む)、ITスキル、カントリーリスク等一般的にはまだまだハードルが高いのが現実です。

そこで、グローカル・ビジネスの実態把握を通じて特有のマネジメント理論の確立を目指して研究している明治大学奥山雅之研究室と、地域企業に対して都市人材の海外ネットワークやスキルをプロボノ活動によって提供してグローカル・ビジネスの支援に一定の成果を上げているNPO法人ZESDAが協働し、地域の中小企業におけるグローカルビジネスの成功事例や興味深い挑戦事例に関わったキーパーソンを招聘して事例研究を行って知見を貯め、また研究・ビジネス人材のネットワーク・コミュニティを構築することを通じて、グローカル・ビジネスの発展に貢献するべく、グローカル・ビジネス・セミナーのシリーズを企画していきます。

今回のセミナーについて

日本の伝統文化は輸出できるか?

「ジャポニズム」という呼称がある通り、日本文化がブームとなって世界を席巻し、大きな影響を与えることは、古くから何度も起こっています。近年でも、無形文化遺産という形で、日本からは22件の無形文化遺産が記載されています(令和5年1月現在)歌舞伎や雅楽といった伝統芸能から、和食、和紙、伝統建築工匠の技といった伝統技術も含めて登録されており、日本の文化が幅広く注目されていることが伺えます。

しかしながら、こうした日本の伝統文化はグローカルビジネスとして、世界に輸出することは可能なのでしょうか。後継者不足などにより伝統文化・伝統工芸の従事者の数は減っている一方であり、経済的な持続可能性は後世に残していくための重要な鍵であると言えます。アニメ、漫画といったポップカルチャーが牽引している中で、日本の伝統文化・工芸の魅力はどのように発信していき、どのようにグローカルビジネスに繋げていくことができるのでしょうか。

グローカルビジネスとしての日本文化の未来

今回のセミナーに登壇頂く、田畑さんは、2008年より、日本の地域や伝統文化など「美・技・心」を多言語(6か国語)で 世界に発信するフリーマガジン”AJ〜Adventure JAPAN〜”を発刊されており、長期にわたって日本文化の世界発信の現場に携わっておられます。

また、活動の一環として、『SAKURA COLLECTION』という、外国人デザイナーが日本の地方の伝統素材を用いてデザインを競い合うことを通じて、その魅力や可能性を再発見し、商品開発や市場開拓に繋げる興味深い取り組みも立ち上げられております。世界各地で10年間開催されてきており、NPO法人ZESDAもサポートを続けています。

なお、2022年にフィラデルフィアで開催されたSAKURA COLLECTIONのファッションコンテストについては、外務省のウェブサイトにも掲載されています。

そこで今回は田畑さんにこれまでの具体的な活動とその経緯をご紹介頂くとともに、メディアという現場で定点観測し続けてこられたからこそ見えてくる、世界からの日本文化のニーズの変遷とこれからの日本文化の海外輸出に大事な考え方についてご講演頂きます。

さらに今回は、田畑さんの、現場と向き合ってきた豊富な経験から培ってきたコミュニケーション論についても振り返って頂きます。

今回のセミナーでは、田畑さんに以下のことをお話いただく予定です。

  • これまで携わった日本文化発信活動紹介
  • 活動から振り返る体感マーケティング
  • これから日本文化を輸出していくための考え方

登壇者プロフィール

田畑 則子(たばた のりこ)

株式会社 Adventure JAPAN 代表

昭和46年埼玉県生まれ。短大児童教育学科卒。クレジットカード会社に就職後ワーキングホリデイにてオーストラリアに約1年間滞在。現地ツアーデスク、日本語教師などを経験。帰国後、旅行系派遣会社や出版社勤務を経て、1995年フリーライターとして独立。

1997年、女友達と二人、ポンコツ車で45日間でオーストラリア大陸(約22000km!)一周ドライブ旅など。

1999年3月 雑誌『AG~Adventure Girls』を創刊し編集プロダクション設立。

2008年12月 雑誌『AJ~Adventure JAPAN』創刊。編集長・発行人。日本文化を海外に紹介する活動を開始。

2009年1月 株式会社Adventure JAPAN設立。日本各地の自治体の依頼に対応し、食品のPRや観光PRの展示会・商談会を支援している。佐賀県を舞台にしたタイ映画『Timeline』タイドラマ『STAY』、マレーシアTV8『QUICKY』TV7『BELLA』TV9『KJKK〜KE JEPUN KE KITA』TV3『ナシレマコピ O』、インドネシア『KOMPAS TV』『METRO TV』、ベトナム VTV3『Café Sang Voi』など訪日ロ誘致やコーディネイト、旅番組を企画・制作、多数。

2015年3月に「showyou japan」という日本産アンテナショップをマレーシアでオープンさせ、その後、山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館クアラルンプール」の運営、酒やワインの輸出、食品及び旅行商品の商談会、現地メディアプロモーション事業など、継続的に実施している。

【著書】
『起業本能〜夢を生み出す女性たち〜』(サンマーク出版)
共著:『笑うアジア』(双葉社)
『女ひとり旅読本』(双葉社)
『HAPPY HAWAII』(双葉社)
『ワーキングママのための時間管理術』(阪急コミュニケーションズ)

【編著】
『アラーキーがゆく〜ベトナム〜』(阪急コミュニケーションズ)
『わがまま歩き〜マレーシア〜』(実業之日本社)
『わがまま歩き〜ベトナム』(実業之日本社)

【講演・TV出演】
立教大学、筑波大学、『レディース 4』(TV 東京)など
その他、京セラグループ、富士フイルム、SONYなどの企業会報誌や社内報、社内インタビュー、東京商工会議所会報誌「アジアの街角から」コラム連載など

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奥山 雅之(おくやま まさゆき)

明治大学政治経済学部 教授

中小企業施策の企画・立案に長く携わるとともに、各自治体の施策検討委員会委員などを務める。専門は地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策など。博士(経済学)。科学研究費を得てグローカルビジネスを研究中。

セミナー詳細

タイトル 「日本の伝統文化は輸出できる」
開催日時 2023年5月29日(月)20:00~21:30
開催形式 ZOOMを活用したオンライン開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
料 金 無料
主 催 NPO法人ZESDA
明治大学奥山雅之研究室
共 催 研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会