近年、新たな市場を求めて地方の企業が国外市場へ事業展開する動き(グローカル・ビジネス)が活発になっています。しかし、地方の中小企業が国外市場を正確に捉えて持続可能な事業展開を行うことは、海外人材の不足(語学能力含む)、ITスキル、カントリーリスク等一般的にはまだまだハードルが高いのが現実です。
そこで、グローカル・ビジネスの実態把握を通じて特有のマネジメント理論の確立を目指して研究している明治大学奥山雅之研究室と、地域企業に対して都市人材の海外ネットワークやスキルをプロボノ活動によって提供してグローカル・ビジネスの支援に一定の成果を上げているNPO法人ZESDAが協働し、地域の中小企業におけるグローカルビジネスの成功事例や興味深い挑戦事例に関わったキーパーソンを招聘して事例研究を行って知見を貯め、また研究・ビジネス人材のネットワーク・コミュニティを構築することを通じて、グローカル・ビジネスの発展に貢献するべく、グローカル・ビジネス・セミナーのシリーズを企画していきます。
今回のセミナーについて
グローカルビジネスの視点から、米国市場の「今」を読み解く
激動する世界情勢、そして米中対立の激化。グローバル経済の先行き不透明感が増す中、日本企業にとって、米国市場の動向を的確に把握することはこれまで以上に重要になっています。
しかし、変化の激しい米国市場をどのように理解すれば良いのでしょうか?
今回のセミナーでは、元経団連米国事務所長の山越厚志氏をお迎えし、米国市場の「今」と「これから」についてグローカルな視点でお話いただきます。
山越さんは、長年ワシントンD.C.で米国経済・政治の動向を間近で見てきた、まさに「米国通」ともいえる存在です。豊富な経験と独自のネットワークに基づく生の情報は、グローバルビジネスを展開する上で大きな示唆を与えてくれるでしょう。
今回のセミナーでは、山越さんに、経団連米国事務所長時代に培われた「肌感覚」から、ご自身が撮影した写真多めのスライドを用いながら、米大統領選挙も踏まえて、米国市場の最新動向についてお話いただきます。山越さんに以下のことをお話いただく予定です。
■セミナー内容
今回のセミナーでは、山越さんに以下のことをお話いただく予定です。
- 大統領選挙結果の意味:グローカルビジネスへの影響
- DCで感じる日米の温度差
- 米国におけるDCと州の温度差
- グローカルビジネスへの期待
登壇者プロフィール
山越 厚志(やまこし あつし)
元経団連米国事務所長
1957年 群馬県生まれ。
1981年 早稲田大学政経学部卒(英米留学会、モダンジャズ研究会)、経団連就職。
1986年 カナダ・プリティッシュコロンビア大学修士、1997年米ジョンズホプキンス大学修士。経団連でOECD、カナダ、米国、環境問題等担当、1994年ワシントン駐在員。
1997年 アジア・グループ長、国際本部副本部長、財界広報、2006年米国事務所長、2009年から御手洗会長、米倉会長、榊原会長の秘書室長。
2015年 米国事務所長、2018年経済広報センター常務理事、2022年より同参与(国際担当)日本国際交流センター評議員、フォーリン・プレスセンター評議員。
2024年 公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団常務理事に就任。
奥山 雅之(おくやま まさゆき)
明治大学政治経済学部 教授
中小企業施策の企画・立案に長く携わるとともに、各自治体の施策検討委員会委員などを務める。専門は地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策など。博士(経済学)。科学研究費を得てグローカルビジネスを研究中。
セミナー詳細
タイトル | 激動する世界情勢とグローカルビジネス~元経団連米国事務所長が語る、未来への羅針盤~ |
開催日時 | 2024年11月11日(月)19:15~20:45 (会場は19:00より受付開始、オンラインは19:10より入室いただけます) |
開催形式 | 会場とオンラインのハイブリッド開催 |
開催場所 |
■会場 明治大学駿河台キャンパスリバティタワー11階1116教室(地図はこちら») ■オンライン |
料 金 | 無料 |
主 催 | NPO法人ZESDA 明治大学奥山雅之研究室 |
共 催 | 研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会 |
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