多くの方にお申し込みいただき、ありがとうございました。
近年、新たな市場を求めて地方の企業が国外市場へ事業展開する動き(グローカル・ビジネス)が活発になっています。しかし、地方の中小企業が国外市場を正確に捉えて持続可能な事業展開を行うことは、海外人材の不足(語学能力含む)、ITスキル、カントリーリスク等一般的にはまだまだハードルが高いのが現実です。
そこで、グローカル・ビジネスの実態把握を通じて特有のマネジメント理論の確立を目指して研究している明治大学奥山雅之研究室と、地域企業に対して都市人材の海外ネットワークやスキルをプロボノ活動によって提供してグローカル・ビジネスの支援に一定の成果を上げているNPO法人ZESDAが協働し、地域の中小企業におけるグローカルビジネスの成功事例や興味深い挑戦事例に関わったキーパーソンを招聘して事例研究を行って知見を貯め、また研究・ビジネス人材のネットワーク・コミュニティを構築することを通じて、グローカル・ビジネスの発展に貢献するべく、グローカル・ビジネス・セミナーのシリーズを企画していきます。
今回のセミナーについて
日本の中小企業に米国進出の芽はあるのか
今回のセミナーに登壇頂く関社長は、渡米後、日本企業の米国進出を総合的に支援する会社Glowkeyを立ち上げ、流通、EC、デジタルマーケティング、さらにはD2Cの分野までカバーしています。
単なる「越境EC」のサポートにとどまらず、クライアントと共に、「自分ごと」として、グローバル市場でトライ・アンド・エラーを繰り返し、米国市場における日本企業の価値を高めています。
関社長は次のように語られています。
「日本には衣食住に関するすぐれた製品を作る企業が数多くあり、その価値はクオリティ・オブ・ライフへの関心が高まる世界の国々でますますニーズを増していくと確信している」
「北米や新興国を中心とした国々における旺盛な消費、そして、長年にわたって根付いた日本製品への高い信頼。今こそ北米での越境ビジネスへ乗り出す好機だと思われるポジティブな予兆は、海外進出に対する不安を払拭するのに余りある」
今回のセミナーでは、これまでのGlowkeyの具体的なサポート事業例をご紹介頂くとともに、粘り強くトライ・アンド・エラーを繰り返してこられた者にしか見えない、米国市場のポテンシャルと日本企業の取り得るリアルな戦略についてご講演頂きます。
■セミナー内容
今回のセミナーでは、関さんに以下のことをお話いただく予定です。
- これまでの海外展開サポートをされた事例紹介
- ライブコマースを活用するために必要な工夫
- 海外に売り出していくために重要な考え方
登壇者プロフィール
関 高誠(せき こうせい)
株式会社Glowkey 代表取締役
1985年、鹿児島県出身。
2004年米国大学進学共に渡米。2011年ロサンゼルスにて起業し、市場調査、戦略立案、マーケティング施策、販路獲得、 EC支援、店舗展開、ロジスティック、人材雇用 (GEO)、 法務・会計サポートまで、米国ビジネスに必要な課題を一気通貫で提供するGlobal Door事業を展開。日米グループ従業員数40名。「大企業だけでなく中堅・中小企業のジャパンブランドが 経済大国アメリカで溢れ、愛用される世界」を実現させるべく積極的に活動中。
奥山 雅之(おくやま まさゆき)
明治大学政治経済学部 教授
中小企業施策の企画・立案に長く携わるとともに、各自治体の施策検討委員会委員などを務める。専門は地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策など。博士(経済学)。科学研究費を得てグローカルビジネスを研究中。
セミナー詳細
タイトル | 地方から米国進出へ。海外市場への突破は、地方の企業にこそチャンスあり ~米国市場で切り拓いている地方の中小・中堅企業のケーススタディから考える米国市場戦略~ |
開催日時 | 2024年3月23日(土)17:30~19:00 (会場は17:20より受付開始、オンラインは17:25より入室いただけます) |
開催形式 | 会場とオンラインのハイブリッド開催 |
開催場所 |
■会場 明治大学駿河台キャンパスリバティタワー10階1104教室(地図はこちら») ■オンライン |
料 金 | 無料 |
主 催 | NPO法人ZESDA 明治大学奥山雅之研究室 |
共 催 | 研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会 |