IOT、人工知能の研究・技術開発の応用が急速に進む中、世界の経済・産業・生活構造は想定を超えるスピードで変革しており、研究開発~事業化・生産~市場化までの時間とプロセスが大きく変化しています。こうした状況下、「望む社会を目指して具体的なミッションをもち、そのミッションを実現するため、必要な人材と連携・融合しつつ、現状の課題解決を実現していく手法を備えたプロデュース人材」の必要性・重要性が増しています。
このセッションでは、プロデューサーとして産官学民の現場で活躍している方々をお招きし、激変の時代に益々重要性を増している「プロデューサーシップとは何か、その論理的解明・分析」を行うとともに、「プロデューサーシップの重要性・必要性」「イノベーション創出に向けたプロデュースのあり方・方法」等について、取り組みの先端情報を紹介していきます。また、「ミッションを達成するために、どのような課題がありどのように対処し乗り越えたか、自身の今後の成し遂げたいこと」等、問題提起とワークショップを行います。このセッションを通じて、皆様に「イノベーションの重要性」と、「実現する為に様々な必要人材と組み、知恵と経験を活かしてミッションを実現していくプロデューサー」の必要性と重要性を知っていただき、また、日本にそのような文化・風土を育てる一助としたいと思います。
第一部では、「プロデューサーシップを深掘りする糸口の提示」、「プロデューサーとして産官学民の現場で取組んでいる優れた人材からの取組みの現状・到達点、課題と解決に向けての苦労」、「これらの実践をもとに、総合的な観点からプロデューサーシップの重要性とプロデュース手法の解明・分析」等について、プレゼンをいただきます。
第二部では、第一部のプレゼンで出される(想定される)、いくつかの主要な問題提起・テーマ等をもとに、「プロデューサーが紡ぐネットワークの重要性と課題」という観点から、課題と対応に関するワークショップを行います。個のネットワークのたちあげ、運営、相互連携、情報共有事例をもとに、イノベーションにつながる重要性を明らかにし、これまでと今後の課題の共有を行いながら、立体的な議論を行います。また、会場からのご意見、御提案もいただきながら、改めて、「プロデューサシップ」機能の分析・解析を行い、「総合知化」を試みます。
ぜひ、ご参加ください。
■研究イノベーション学会 第36回年次学術大会企画シンポジウム
「プロデューサーシップのすすめ」 -プロデューサーが紡ぐネットワークの重要性と課題-
■講師
・原山優子氏 東北大学名誉教授(当学会会長)
・伊藤正実氏 群馬大学研究・産学連携推進機構教授(元・産学連携学会会長)
・受田浩之氏 高知大学 理事
・丸幸弘氏 株式会社 リバネス代表取締役 グループCEO
・堂野智史氏 公益財団法人大阪産業局クリエイティブ産業推進部部長 MEBIC所長
・桜庭大輔氏 プロデュース研究分科会共同主査、在ニューヨーク日本国総領事館 領事
・モデレーター:久野美和子氏 プロデュース研究分科会共同主査、電気通信大学客員教授
本田秀一氏 NPO法人ZESDA事務局次長/プロデュース研究分科会共同主査代理
■開催日時
2021年10月25日(月)18時30分~20時30分
■会場
オンライン
※ 本講座はZOOMを用いたオンラインセミナーです。開催数日前までにお申込いただいたメールアドレスに、ログイン情報をお送りします。
■参加費
無料
※ 当日、ログインが遅い方はご視聴いただけない場合がございますのでご了承ください。
■参加申し込み
https://www.kokuchpro.com/event/110/