「上司に自分をアピールできない…」
「会議でうまく発言ができていないみたい。自分が意見をいったときはスルーされたのに、別の同僚が同じことをいったときは通って、彼の成果になってしまった」
「同僚の方が自分より大事な仕事を任されてる気がする。私の方が会社に貢献してきたはずなのに…」
こんなもやもやを解消し、女性も男性もLGBTももっと活躍できるようにプロデュースしたいと立ち上がったZESDAの『Beyond Myself』プロジェクト。
活動の一つとして、どうやったらもっと私たちが生きやすくなるのかのか皆で一緒に考え実践するための読書会を定期的に開催していきます。
本格的な開催の前に、プロジェクトメンバーの5名でお試しをしてみたので、そのご報告です。
書籍の紹介: 『なぜ女は男のように自信をもてないのか』
今回取り上げたのは、『なぜ女は男のように自信をもてないのか』(キャティー・ケイ&クレア・シップマン共著)というアメリカで出版された本です。
ヒラリー・クリントンやシェリル・サンドバーグほど活躍してもなお女性は自信をもてない…。
著者である2人の女性は「なぜ女性は自信をもてないのか」という疑問について、その理由を心理学、脳科学、遺伝子検査などから調査を実施しました。本の中では、その調査結果をわかりやすく報告し、さらに女性が自信を持つためにはどうすればよいのかということを説いています。
(ネタバレですが)この本の結論は、
① 男の子より女の子の方が、成長過程において、挑戦・失敗・克服を経験するする機会が少ない傾向があるため、女性には自信(=自分にできると信じる))が弱い人が多い
② しかし、大人の女性も、今から失敗と克服・成功を繰り返すことで、脳の働き方も変わって、自信を身に着けることができるし、他人からの評価を気にしなくなる
ということを言っています。
そのため、この読書会を通じて参加メンバーは、お互いにサポートしあいながら、どんどん挑戦して成功と失敗の経験を積み、そして成長していこうと固く誓ったのでした。
事前に本を読まなくていい読書会!?
私たちの読書会では、アクティブ・ブック・ダイアローグ協会さんの「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」(以下、「ABD」といいます)という方法を参考にさせていただいています。
この読書法、事前に本を読まなくていいのに、当日に本を物理的に(!)分割して仲間と一緒に読むことでより本を深く理解できるという素晴らしい読書法なのです。
今回私たちが実施した進め方をまとめると、
① 対象の本を、参加者の数でページ数を割って破り、分担を決めて参加者に配る (5分)
② 参加者は自分の分担を読む (60分)
③ ②で読んだ内容を、A4の紙~6枚に読んだ内容をまとめる (20分)
④ ③で書いた紙を、壁に貼る (5分)
⑤ ④の紙を使って、一人2~3分で報告する (20分)
⑥ ⑤の間、報告を聞いている他の参加者は、気になるところに付箋を貼る
⑦ 全員の報告後、付箋が張られた部分を中心に議論をする (20分)
そのため、
・事前準備がいらないので気軽に参加できる!
・紙に書いて、議論をするので、理解が深まり、記憶にも残りやすい!
・3分でまとめて報告しなければならないので、ノーリスクのプレゼンの練習にもなる!
というメリット満載の読書法で、私も初めて参加したのですが、準備もなく手ぶらで参加したのに非常に勉強になり、三連休の中日の早朝から集まった甲斐があったのでした。
ABDの詳細は、アクティブ・ブック・ダイアローグ協会さんのサイト
www.abd-abd.com
をご覧ください。友人や会社の同僚とやってみようと思った方は、同サイトに分かりやすいマニュアルも用意されていて非常に便利です。
Beyond Myselfの読書会に是非ご参加ください!
今後も、ZESDAのBeyond Myself は、私たちが仕事やプライベートで活躍するために役に立つ本を取り上げて読書会を実施していきます。
題材は、ジェンダー論だけではなく、仕事やプライベートに役に立つものであればビジネス書やエッセイも学術書も、参加された方のご興味に合わせて取り上げていきたいと思います。
興味・関心のある方はどなたでもご参加いただけます。
今後の開催予定は↓のZESDAのホームページやフェイスブックページで告知していきますので、是非奮ってご参加くださいね^^
今回は、高木がお伝えしました。