社会価値の創造に欠かせないプロデューサーシップとは (第15回プロデュース・カレッジ)

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2014年12月20日に日本経済大学渋谷キャンパスにて第15回プロデュース・カレッジ『社会価値の創造に欠かせないプロデューサーとは』を開催いたしました。

今回のプロデュース・カレッジは日本経済大学の鈴木浩教授に『社会価値の創造に欠かせないプロデューサーシップとは』というテーマでご講演いただきました。その後、ワークショップにてご講演内容を深めていただくために、『電気自動車の普及』について参加者の皆様に議論していただきました。


今回の講演は『メタエンジニアリング(4回シリーズ)』の最終回であり、前回の振り返りを行いながら、進めていただきました。
メタエンジニアリングとは
1、 潜在する課題の発見(Mining)
2、 必要領域の特定・育成(Exploring)
3、 領域の統合・融合(技術と学術) (Converging)
4、 社会的価値の創出と実装(Implementing)
このプロセスを動的かつスパイラルに推進していくことと定義されています。

最終回である今回は『メタエンジニアリング』の基本原則のうち、『what』や『how』の前にある『why(なぜ)』を繰り返し問うことの重要性を踏まえたうえで、『Implementing』に必要なことや<ミシュランタイヤ><デジタル映画><電気書籍端末><電子カルテ><吸入インスリン>の実際の事例を挙げていきながら、『Implementing』とはについて理解を進めて行きました。
『Implementing』はコイノベショーン(自身のイノベーションの成功は他社のイノベーションの成功にかかっている)とアダプションチェーン(エンドユーザーへの価値提供にかかわるパートナーがイノベーションを受け入れるか?)の間にある中心課題を実行してくことが重要であるとのことです。


この講演により『電気自動車を普及させるにはなにが必要だと思いますか』というテーマに対し、『why』を繰り返し行い、さらに『Implementing』を体系的に織り交ぜていく議論を行っていただけたのではと思います。

最後の各班の発表では電機自動車を中心としたエレクトロタウンプロジェクトや、今持っている車へ電気自動車用のエンジンを交換するサービス、電気自動車のカーシェアリング等各チームそれぞれ違った視点での意見が集約され、とても興味深い内容となっていました。

その後は参加者での懇親会が行われました。今回はカフェで行うという初の試みであり、和やかな時間となりました。
今回に限らず、カレッジ後には毎回、懇親会を行っていますので、普段は出会わない異業種の方と交流していただき、
新たな気づきやビジネス・チャンスが得られる場を今後ともZESDAから提供していきたいと思います。