【ZESDA通信Vol.19(2024年5月号)】地震からの復興目指すトルコにアクアリピュアを。清潔な水を届け、衛生環境の改善を支援します

タグ: ,

1)トップニュース

■トルコ・シリア地震から1年4ヶ月。トルコ被災地をアクアリピュアと防災学習で支援

トルコ・シリア地震から約1年4ヶ月が経過したトルコの被災地へ、ZESDAスタッフの北村が防災教育の調査のために訪問しました。被災地では急速に復興が進んでおり、住宅整備などされていますが、歴史的価値のある地域を守るために時間をかけて復興作業を行わなければならない場合もあります。例えばハタイでは、未だ被災直後の様子が残されています。

▲瓦礫が散乱する被災地

今回の訪問では、地震被害が大きかったハタイ、ガゼアンティプという都市に対して 、災害時にも清潔な水を確保できる浄水剤「アクアリピュア」を次の災害に備えるための備蓄物資 として提供しました。また、さらなる支援を広げるため、日本トルコ財団のEmin氏と連携し、今後被災地に寄付される予定の防災セット250個にアクアリピュアを同梱する計画を進めています。

▲アクアリピュアを備蓄物資として提供

そのほか、支援活動に向けた話し合いも各地で行いました。アンカラにあるトルコ大使館では、復興に関する現状を説明を受け ました。特に被害の大きかったハタイでは、教育庁や高校教諭から地震被害の詳細を伺い、現地の防災教育についてヒアリングを行い、ニーズ調査を実施しました 。

ZESDAは、今後もアクアリピュアの提供を中心に、被災地に対して必要な支援を行っていきます

2)ZESDA主催のイベント情報

(ZESDAの公開ワークショップの開催実績はこちら »

■グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)

(地方の中小企業の海外進出の事例を研究するセミナーシリーズ。明治大学奥山雅之研究室と共催)

・次回告知

グローカル・ビジネス・セミナーVol.28は、経団連の前ワシントン支局長山越厚志氏をゲストにお迎えします。明治大学とオンラインのハイブリッドで開催予定。日程等決まり次第ご案内します。

・開催レポート

グローカル・ビジネス・セミナーシリーズのVol.27として、「地方から米国進出へ。海外市場への突破は、地方の企業にこそチャンスあり~米国市場で切り拓いている地方の中小・中堅企業のケーススタディから考える米国市場戦略~」を2024年3月23日に開催しました。

株式会社Glowkey 代表取締役の関さんから、日本の地方企業が海外に進出するポイントをお話ししていただきました。クオリティ・オブ・ライフへの関心が世界各国で高まる中で、海外展開の重要な考え方やライブコマースの活用といった具体的な方法論まで話が広がりました。

※今回の講演動画はこちら »
グローカルビジネスセミナーの過去の講演動画リストはこちら »

■プロデュース人材育成講座 (PSRi)

プロデュース人材育成講座 Vol.12を7月8日(月)夜に開催予定です。ゲストには『選挙学入門 選挙プランナーが明かす逆算の思考』著者で選挙プランナーの野澤髙一氏をお迎えして、政治家のプロデュース手法などについてお伺いします。詳細が決まり次第ご案内します。

・次回告知

詳細が決まり次第ご案内します。

・開催レポート

プロデュース人材育成講座 Vol.11「研究所をプロデュース ~夢を育む場所をつくろう~」

名古屋大学大学院理学研究科ニューロサイエンス研究センターシニアリサーチフェローの森郁恵教授をお招きし、研究者としてのビジョンやキャリアについての話を通じて、プロデュース力を身につける方法を伺いました。

※今回の動画は事前登録した方にのみ配信されました。
プロデュース人材育成講座の過去の講演動画リストはこちら »

■ZESDA Stand Up LIVE (ZSUL)

パラレルキャリアで活躍する人材の経験をシェアするセミナーシリーズ。

・次回告知

詳細が決まり次第ご案内します。

・開催レポート

ZESDA Stand UP LIVE Vol.9「長い物に巻かれないようにするには?」

NEC Laboratories Americaのディレクター、吉平 健治さんをお招きし、「長い物に撒かれないようにするには?」をテーマにお話を伺いました。
講演動画はこちらからご覧いただけます。

ZESDA Stand Up LIVEの過去の講演動画リストはこちら »

3)各プロジェクトの活動報告

ZESDAは、日本各地でグローカルビジネス(地方の中小企業等の海外進出)をプロデュースしています。各プロジェクトの活動情報をご報告します。

■奄美プロジェクト(鹿児島県奄美大島地域をプロデュース)

・バニラファームカフェPole Poleで音楽イベント『Chill out -Safari- playground good music』を開催

林晋太郎さんが手がけるバニラファームカフェPole Poleで、5月11日に音楽イベント『chill out -Safari- play ground music』が開催されました。奄美で活動するアーティスト の奏でる音楽を聴きながら、Pole Poleが提供するバニラを使った料理を楽しむイベントです。当日は奄美市の安田市長をはじめ多くの人々が訪れ、大盛況となりました。

▲演奏するアーティストと参加していた子どもたち

また、今回のイベントにはZESDAスタッフの真田も当日運営として参加。翌日は、今後の支援に向けてバニラ農園を視察しました。

■SAKURA COLLECTIONプロジェクト(日本の伝統と海外のクリエーターを繋ぐデザインアワードの支援)

・シンガポール企業主催の交流会に参加し、今後の活動に向けたネットワークを強化

SAKURA COLLECTIONの活動拡大を図るため、シンガポール企業が主催するネットワーキングパーティーにZESDAの桜庭代表と佐山シニアプロデューサーが参加しました。パーティには、シンガポールのスタートアップ企業の経営者と日本の経済界で活躍する方々が多数出席。SAKURA COLLECTIONの今後の展開も含め、シンガポールで活動を広げていくためのネットワークを強化しました。

▲ネットワーキングパーティの様子
▲参加者と英語で交流する佐山シニアプロデューサー(写真右)

■春蘭の里プロジェクト(石川県能登地域の地方創生プロデュース)

・ZESDAスタッフがGWに能登地域を訪問し、学生たちの災害支援活動を視察

ZESDAスタッフの伊勢が、一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟が実施する、福祉系大学の学生による災害支援活動の視察を行いました。 この支援活動では、事前に教員が現場を訪れて住民と対話し、ニーズを確認した上で学生たちの活動を進めています。具体的には、被災した家の家財の整理や、貴重品の取り出しなどを行いました。
学生たちは、能登地域の地震に対して「何かできないだろうか」「ボランティアに参加したいがどうすればよいだろう」といった想いを持って支援活動に参加しています。
この活動はNHKラジオの「マイあさ!」で放送され、学生たちの行動や想いが広く伝えられました。卒論や就活で時間が限られている学生たちですが、「時間はつくるものだから来ました」といったコメントには心が動かされます。



・ひらみゆき農園のブルーベリーを使用したバームクーヘン「能登塩ぶるべりばぁむ」が、ファイナルクーヘン総選挙2024で1位を獲得

ZESDAが復興支援のクラウドファンディングをサポートしているひらみゆき農園のブルーベリーを使用した、「ツキトワ by meigetsudo」の「能登塩ぶるべりばぁむ」が~全国ご当地バウムクーヘンの頂点を決める~ファイナルクーヘン総選挙2024 春で見事1位に輝きました。ファイナルクーヘン総選挙は、全国のバウムクーヘンファンがお気に⼊りのバウムクーヘンに投票し、ご当地バウムクーヘンの頂点を決めるイベントです。



ひらみゆき農園さん、本当におめでとうございます!

■NY支局の活動

・ニューヨークで開催された「ジャパンパレード」に参加!

5月11日にニューヨーク・マンハッタンのセントラルパークウエストで開催された「ジャパンパレード」に、ZESDAスタッフが参加しました。パレードでは日本文化を紹介するため、日本の伝統文化やポップカルチャーのパフォーマンスが行われました。ZESDAは、若手アーティストの出演を支援したほか、協賛(カンパ)を実施しました。会場でも参加団体名としてZESDAの名称がアナウンスされました。

▲パフォーマンスする若手アーティスト(スタッフ撮影の動画よりキャプチャ)

4)関連団体の活動情報等

■イアン筒井氏著『どうぶつに聞いてみた/アニマルSDGs』が5/15に発売開始

『プロデューサーシップのすすめ』に寄稿いただいた、イアン筒井氏による著作『どうぶつに聞いてみた/アニマルSDGs』が5月15日に発売開始されました。人間中心の発想には限界があるとして、これまでの地球環境問題へのアプローチに対して「発想の転換」を促す著作です。作中でも言及されている「アニマルSDGs」について、著者のイアン筒井さんが解説しているnoteも合わせてご覧ください。

■鶴岡サイエンスパーク 代表理事 冨田 勝氏のインタビューが公開

慶應義塾大学名誉教授で、一般社団法人鶴岡サイエンスパーク代表理事の冨田勝氏のインタビューが公開されました。2024年時点で11社のスタートアップが創業し、バイオスタートアップの一大拠点となった鶴岡サイエンスパーク。現在では多くの視察が訪れるまでになった施設が、どのように歩みを進めてきたのかをお話しされています。


■連載「現役官僚のニューヨーク駐在日記」

ZESDAスタッフでNY駐在中の現役官僚が「中の人」ならではの視点で日米の行政・社会構造を比較分析していく「現役官僚のニューヨーク駐在日記」。長い間続いていた連載は、近日最終回を迎える予定。
今回は、2024年11月に行われるアメリカ大統領選に向けた展望として、バイデン大統領の一般教書演説について書いた連載の最新記事を紹介します。

■大津留 榮佐久氏が中小企業のイノベーション創出を支援する「イノベーション・プロデューサー」に採択

第1回PSRiのご登壇以降、モデレーターとしても出演いただいている大津留 榮佐久さんが、中小企業のイノベーション創出を支援を目的に、中小企業庁が公募する「イノベーション・プロデューサー」に採択されました。

■貿易コンサルタントでコスプレイヤーの田村菜穂子(Fran)氏が運営に携わる居合の大会が6月29日に東京で開催

グローカル・ビジネス・セミナーへの登壇や、2021年にZESDAが出版した『グローカルビジネスのすすめ』に寄稿していただいた田村菜穂子さんが関わる居合の大会が6月29日に東京で開催されます。海外の方も観客としてお迎えし、日本の刀文化を広く伝えていきます。

■小川製作所

第5回PSRiものづくり三代目が日本経済の「ファクト」を毎日ツイートする理由~経済統計(ファクト)で確認する日本経済の現在地と課題~にご登壇いただいた小川製作所さんは、確かなデータ分析によって日本経済の実態を日々発信しています。

日本の労働生産性をデータを元に読み解く、シリーズの最新記事をお届けします。

■Digima~出島~

第1回 明治大学×ZESDA 「グローカル・ビジネス・セミナー」「Digima〜出島〜『海外進出白書(2018-2019年版)』を読み説く!」にご登壇いただいたDigima~出島~は、「グローバル市場で成功する日本企業を10,000社作る」という目標を掲げ、海外に展開したい日本企業と、海外展開をサポートする企業のマッチングプラットフォームを運営しています。
また、Digima~出島~は海外進出に役立つコンテンツや事例を随時発信しています。ZESDA通信では、最新記事やイベント情報をお届けします。

5)ZESDAの提供サービス等

■ZESDAパラレルキャリア・コンサルティング・サービス【有料】

2012年の創設以来、ZESDAでは多種多様なスタッフがパラレルキャリア活動を展開してきました。組織が蓄積してきた経験を基に開発された独自のワークシートを用いて、あなたに合ったパラレルキャリア探しのご相談に応じます。

ご相談は上の画像をクリックいただくか、こちら »からお申し込みください。

■ZESDAの情報発信

■ZESDAの出版書籍等

■普通のビジネスパーソンが「普通でなくなる」マインドと技術を伝授!『新版プロデューサーシップのすすめ』〜紫州書院〜好評発売中!会共著)

ZESDAが提唱する日本型のイノベーション手法「プロデューサーシップ®」。その理論の下に16の事例を体系的にまとめた「プロデューサーシップのすすめ」が、新規載録を加えて装丁も新たに、さらにお求めやすい価格で新版をリリースしました!Kindle版もあり、Unlimited(読み放題)にも加入しています!ぜひぜひお読みください!

▲イノベーティブな環境を作り出すマインドと技術。それが「プロデューサーシップ®」

ご購入は ↓

・電子版(1250円)はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C76V1YFN/
・紙書籍版(1980円)はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4909896104/

・紹介記事も続々!!



・【世界難関大合格】現役官僚が教える留学対策講座~戦略から英語勉強法まで~(講師:橘宏樹)


オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、コロンビア大学など、数々の名門大学への合格実績を誇る講座です。履歴書・志望動機書・推薦状の書き方や英語の勉強法はもちろんのこと、欧米エリートの文化や哲学に関する深い理解に基づいた、独自のTipsを伝授する人気の講座です。動画視聴料は2000円です。
動画視聴をご希望される方は上の画像をクリックいただくか、こちらからお申し込みください。

■ZESDAへの各種ご相談などお問い合わせはこちらまで。