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【書評】知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

本著は、
「自らの学びの場を創ろうとしている実務の方々」向けに
「ラーニングバー」=「大人のための学びの場」を通じて、
いかに学び、感動、気づき、ワクワク感を作り出すかについて
まとめた本です。


いわゆる大学先生による小難しい理論をかざしての説法本ではなく、
大学教授でありながら、自身で考案そして実践した「ラーニングバー」に
おける試行錯誤を平易な文書でまとめた本著は、非常にリアル感を感じながら
最後まで読み上げることができます。

ただ、著書後半部分の文体が、対話形式になっていて、やや冗長さと読みにくさを
感じました。個人的にはもう少し国内外の最先端の事例について言及してくれたら
大満足の★5つをつけたいと思いました。

私は今年からZESDAという
海外ビジネスの「プロデュース」を普及させるNPOのスタッフなのですが、
少しでも実りの多いワークショップやイベントを生み出すために、

→参加者の心のバリアを解く「ゆるゆるネットワーキング」
→より学びの理解度を深める「リフレクティブ・ダイアローグ」、
→即興性と臨場感を味わってもらう「インプロ・プレゼンテーション」、
→学びの機会を拡散させる「モヤモヤ感をあえて残す工夫」

など本書の中で学んだ「場づくり」のポイントや手法を活生かして、
ワクワクするものを少しでも世の中に送り出していきたいと思います。

【キーワード】
→ゆるゆるネットワーキング
→リフレクティブダイアローグ
→インプロプレゼンテーション
→P.165「モヤモヤ感をどうやってあえて残すのか?」
→P.218「どうやって場づくりを学ぶか?」

知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ