【注意!!】これはただのハウツー本ではありません。

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【書評】プレイフル・ラーニング

プレイフル・ラーニング

本著は、著者・上田信行教授が
学生時代から現在まで悪戦苦闘しながらも、
独自の理論「プレイフルラーニング」を編み出すまでの一種の自叙伝である。


本著のカラフルな表紙に、つい定番のハウツー本だと思って、
軽い気持ちで読み進めると少々手痛い目にあうかもしれません。

しかし、本著の中では実に様々なアカデミックな教育理論やそれらを提唱した
著名な海外の教授などとのやりとりの一部始終を余すところなく、
経歴と注書きで丁寧に紹介されています。

一読の価値あるエピソードは↓
・P.33 「セサミストーリー」が大成功した秘密
←上田教授が「プレイフルラーニング」を追い求めていく原点が垣間見れます。

・P.55 「学びに没頭する環境のデザイン」
←上田教授がハーバード大学博士コースに進学した際に出会った様々な天才たちのアカデミック・エピソードを通じ、
当時の教育の最先端を体験できます。

・P.83「教えないピアノ教室LMT(=Laboratory for Making Things)」
←あえて教えないというコンセプトの試みは必見です。

良い意味で本著は、あなたの期待を裏切り、そして気づかないうちに楽しい知的な空間に誘われて、
読後には何とも言えない充足感と興奮を覚えるでしょう。

私は読後にさっそく同じNPO法人ZESDA
(海外ビジネスの「プロデュース」を普及させるNPO)のメンバーたちにオススメしちゃいました。

プレイフル・ラーニング

プレイフル・ラーニング