ZESDA Salon プロジェクト


ZESDA Salon
プロジェクト

ZESDA Salon Project

アウトプットが人を変える
息苦しい時代を生きる人々のためのコーチング&実践コミュニティ

プロジェクトの概要

システム開発の分野には、「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」という世界標準の方法論があります。要件定義から実装、評価に至るまで、プロジェクトを成功に導くための知識体系が、合理的かつ体系的に整理されており、「人類の知の結晶」とも言われます。

では、私たち自身の人生はどうでしょうか?
誰もが「幸せになりたい」と願っているはずなのに、矛盾した行動をとったり、優先順位を見失ったり、悩みを繰り返すことも少なくありません。人生という最重要プロジェクトにこそ、幸福を加速させる「知識体系=HABOK(Happiness Acceleration Body of Knowledge)」が必要ではないでしょうか。

ZESDA Salonは、ZESDAがこれまで多様なプロジェクト活動を通じて蓄積してきた「人と人の協働」や「自己変容の促進」の知見を活かし、人生を構造的に捉え直す機会を提供する新たな取り組みです。良質な仲間とアウトプットを重ねることで、自分らしい幸福を設計・実行できる力を育てていきます。

なぜアウトプットが幸福に効くのか?

近年の幸福学・ポジティブ心理学では、アウトプット(自己表現・創造的行為)こそが幸福感を高める有力な手段であることが確認されています。

自己決定理論(Self-Determination Theory)によれば、人間の幸福感は「自律性」「有能感」「関係性」の3要素で構成され、自分の意志で考えを語り、他者と交わることはこれらを満たす行為とされています(Ryan & Deci, 2001)。

創造的活動に没頭する「フロー状態」(Csikszentmihalyi, 1990)は、深い充実感と幸福感をもたらします。プレゼンや対話はこの状態を引き起こしやすいとされます。

ポジティブ心理学の研究では、「書く・話す・発信する」といった行為が、自己肯定感の向上とレジリエンス(回復力)を促進し、幸福感を持続させることが示されています(Lyubomirsky, 2007)。

ZESDA Salonでは、この「話す・聞く・つながる」体験を通じて、幸福の土台を育みます。

なぜZESDAがこの事業を行うのか

ZESDAは、2012年の設立以来、「社会をより良くするための越境的な共創」をテーマに、地域、企業、行政、個人をつなぐプロジェクトを多数展開してきました。その中で、活動の起点となるのは、いつも“人”であり、その人が自分らしく元気に生きていることが何よりのエネルギー源であると痛感してきました。

ZESDA Salonは、そうした実感にもとづいて、「幸福であること」「自分の幸福を自分で構築できること」を土台とする支援プロジェクトとして立ち上がりました。ZESDAがこれまで取り組んできた地域活性、人材育成、共創促進のすべての基盤に関わる、“個人に根ざした価値創造”への回帰とも言える活動です。

プロジェクトの目的

  • 良質な仲間との対話・共創によるアウトプット機会の創出
  • HABOKモデルを活用した、個人の幸福追求と行動支援
  • 自身の強みや志向に即したプロジェクトや市場の開拓
  • 自分らしく社会に貢献しながら生きる越境人材のネットワーク形成

活動内容

  • 定期的なプレゼン・対話型サロン(紹介制)の開催(リアル/オンライン)
  • HABOKに基づく個別コーチングの実施
  • コーチング結果に応じた、適切な人材紹介・副業機会・活動支援の提供
  • ZESDAや他プロジェクトとのマッチングによる実践機会の創出

HABOKとは?

HABOK(Happiness Acceleration Body of Knowledge)は、ZESDAが独自に開発した「幸福加速のための知識体系」です。幸福という漠然とした概念を、行動可能な5つのテーマに分解し、人生を構造的・戦略的に捉え直すためのフレームワークです。

HABOKの5つの構成要素

キャリア形成 働き方・職業的選択・目標設計
能力開発 学び直し・スキル獲得・自己成長
人間関係 信頼できる仲間・家族・チームとの関係性
資産管理 金銭・時間・情報などのリソース配分
健康促進 身体的・精神的健康、生活習慣の整備

今後の展望

ZESDA Salonは、HABOKを軸に、アウトプットと対話を通じて個人の幸福度を実質的に高めていく支援を継続します。人生の再設計、キャリアの模索、新たな活動の起点として、多様な人々が自由に越境し合える場づくりを今後も推進していきます。

担当プロデューサー


津田耕平

津田耕平

プロデューサー