奄美プロジェクト
Amami Project
Context「奄美から世界へ 世界から奄美へ」
奄美大島は、海洋性亜熱帯に属し、世界三大織物のひとつ大島紬の産地であり、また、世界自然遺産に指定されるなど、希有な文化風土を有する。しかし、中長期的な人口流出や高齢化、地域産業の一次産業依存、離島ゆえの交通インフラの脆弱性などから、コミュニティの維持が困難となっている。
NPO法人ZESDA元理事の林あすか氏は、夫・林晋太郎氏のタンザニア赴任に帯同。その際、晋太郎氏が外交官としての業務の一環で現地のバニラ栽培に触れる。2022年の帰国後には、晋太郎氏の故郷である奄美大島に一家で移住。国内では栽培適地の少ないバニラ農園を開設し、「奄美バニラビーンズプロジェクト」を起動。現在はバニラ栽培と並行し、奄美空港近くで「バニラファームカフェPolePole(ポレポレ)」を運営する。
一方、2023年、NPO法人ZESDA代表の桜庭は赴任先のNYにて、当地在住の奄美大島出身者の会(NY奄美会)を通じ、ロックフェラー財団の支援を受けて遊学中の奄美島唄歌手・成瀬茉倫氏と出会う。
Action「奄美プロジェクト」
林家は「①質の高い国産バニラの生産体制を確立し、適切な価格で国内マーケットへの安定的な供給を目指す」「②“奄美”דバニラ”の商品・サービス開発・展開」を通じ、奄美に新たな付加価値を創出し、創り手と使い手と共につくり、そしてつながる、幸せで心豊かな日常を実現していきたい」とのビジョンを掲げた、『奄美バニラビーンズプロジェクト』を実行中。
また、成瀬茉倫氏は学生団体「Meet My Amami」を立ち上げ、「奄美大島がより多くの若者が行き来し価値創造ができる【結いの島】になることを目的に」活動を続けている。一方、個人としてもブラジル、インドネシア、アメリカをはじめ世界各地で奄美島唄の弾き語り演奏活動を行っている。
奄美バニラビーンズプロジェクト
成瀬茉倫氏ウェブサイト
Support by ZESDA
ZESDAは、世界を知り奄美で活躍する人材、奄美から世界に羽ばたく人材の活躍、奄美産品の海外展開を支援するため、サポートを行っていく。
これまでにも、
■ 大島紬生産者をニューヨークでの展示商談会主催者に紹介し、出展
■ 奄美バニラビーンズプロジェクト及び林家を奄美市長に紹介
■ 奄美バニラビーンズプロジェクトが生産する「AMAMIフィナンシェ」の販売サイトを作成 https://www.eternal-vanilla.online/
■ 成瀬茉倫氏をNYで活躍するミュージシャンに紹介
■ 成瀬茉倫氏をNYのセレブリティ宅ホームパーティに招待、演奏機会を提供
■ Meet My Amamiのクラウドファンディングへの企画・広報協力
■ Meet My Amamiが企画する、奄美大島の高校生向けワークショップに登壇
■ Meet My Amamiが企画する、奄美大島の高校生向けワークショップに登壇
などの支援を提供してきた。
今後も、様々な「チエ」と「コネ」の提供を継続していく。
プロジェクトメンバー